第192章

他人の恋路に首を突っ込むのは、やめておいたほうがいい。下手をすれば、感謝されるどころか恨まれる。

けれど、お見合いを一度取り持つ程度なら、いわば一回だけの仲人みたいなものだ。そういう「世話焼き」を好きな人は案外多い。

アリシアは、その手のことが好きではない。自分が段取りしたせいでうまくいかなかったら、その後ふたりが顔を合わせるたびに気まずくなる。そう考えるだけで胃が重い。

とはいえ、何も言わずに黙っているのも怖かった。あとでカリーナが知ったら、友情にひびが入るかもしれない。

ようやくできた、気の合う友だちだ。失いたくない。

あれこれ考えた末、アリシアはひとまずエイモスのお見合いには...

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